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肋鎖間隙(鎖骨下)
- 2021/06/12
<運動器系・上肢>
3.上肢の局所解剖
(1)肋鎖間隙(鎖骨下)
上肢の脈管・神経の根幹はいずれも鎖骨の深層を走ります。この部分は鎖骨と第1肋骨の間で肋鎖間隙と言います。肋鎖間隙はそのまま腋窩に移行します。
注:狭い肋鎖間隙では、腕神経叢や鎖骨下動脈が圧迫されやすいです。疲労などで肩が下がる姿勢になりますと、より肋鎖間隙が狭まって腕神経叢と鎖骨下動脈が圧迫され、上肢の血行障害や知覚異常が起こります。これを肋鎖症候群と言い、斜角筋症候群などと共に胸郭出口症候群と称されます。