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上肢後面の神経走行(橈骨神経)①
- 2021/07/07
<運動器系・上肢>
5.上肢の神経
(4)上肢後面の神経走行(橈骨神経)
上肢帯の神経が分枝し終わったところで、後神経束は橈骨神経に移行します。
橈骨神経は、腕神経叢の枝で最も太い神経です。外側腋窩隙の下方で大円筋と上腕三頭筋長頭と上腕骨に囲まれた三角形の間隙を通って、腋窩から上腕骨後面に回り込みます。
上腕の後方に出た橈骨神経は、上腕三頭筋の外側頭と内側頭との間を分けるように外側下方に向かって斜走します。上腕骨体の後面には橈骨神経が骨(橈骨神経溝)に直に接して走ります。上腕の中央付近で上腕三頭筋の外側縁から出た橈骨神経は、外側上腕筋間中隔を後から前に貫通して下行し、外側上顆の前方に至ります。
外側上顆の前方では、腕橈骨筋に枝を出して支配した後、この筋の深層で橈骨神経は大きく浅枝と深枝に2分枝します。
この続きは、次回掲載します。