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内寛骨筋
- 2021/07/11
<運動器系・下肢>
1.下肢の筋
(1)下肢帯の筋
①内寛骨筋
腸骨筋と大腰筋は、鼠径靭帯の後ろ(筋裂孔)を通って大腿前面に出ます。共通の腱を作って大腿骨の小転子につき、機能的には1つの筋として働くので、両方の筋と併せて腸腰筋と呼びます。
腸腰筋は、股関節の最も強力な屈筋です。歩行時には大腿を拳上します。また一方では、股関節の伸筋であります大殿筋と共に関節を固定し、歩行時の体幹や身体のバランスを取ります。下肢が固定されますと体幹を起こします(起き上がる)。また、大腰筋は脊柱下部を引き、腰がしっかりと伸びた直立位を保たせます。