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血管系の構造と機能
- 2021/08/07
<循環>
3.血管系の構造と機能
心臓のポンプ作用に酔って血管系に拍出された血液は、血管の中を圧の高い方から低い方へ向かって流れます。これを血流と言います。血管内に生じる圧を血圧と言います。一般に血圧と言いますと、体循環系の動脈血圧を指します(狭義の血圧)。血圧は大動脈で最も高く、動脈から細動脈、毛細血管と末梢に行くにつれて低下します。
血管系の総断面積は血管が分枝を繰り返すにつれて大きくなり、毛細血管の部分で最大になります。このような総断面積の増加に反比例して、血流速度は毛細血管部で最小になります。毛細血管の部分の血流速度は非常に遅いので、間質液と血液間のガス・物質交換が行われやすいです。