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臀部の体表
- 2021/08/16
<運動器系・下肢>
3.下肢の局所解剖
(2)臀部
①臀部の体表
臀部の皮膚は厚く、皮下脂肪が厚く発達します。臀部と腹部-腰部との境界には腸骨稜が触れます。腸骨稜後端には上後腸骨棘が体表に浅い窪みを作って触れます(ビーナスのえくぼ)。左右の腸骨稜の最高部を結んだ線をヤコビー線と言い、ほぼ第4腰椎の棘突起の高さに相当します。また、腸骨稜が最も横に張り出す部位を腸骨稜結節と言い、体表からも容易に触れます。
注:脳脊髄液検査や腰椎麻酔の際には、ヤコビー線を目印に脊柱管に穿刺を行います(腰椎穿刺)。