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静脈
- 2021/08/18
＜循環＞
３．血管系の構造と機能
（６）静脈
毛細血管を流れた血液は、細静脈・静脈・大静脈を通って心臓に戻ります。静脈系は血液を貯留して心臓に戻る静脈還流量を調節します。静脈圧は動脈圧に比べて非常に低く、静脈系の内で最も高い圧を示す細静脈の部分でも約15ｍｍＨｇに過ぎませんが、細静脈、静脈、大静脈、右心房と順次低下しますので、血流は心房に向かって流れます。静脈還流は、次の要因によって駆動されます。
イ．心室収縮に伴う心房内圧低下時に血液が心房内に吸引されます。
ロ．中等大の静脈に所々に弁（静脈弁）があり、血流の逆流を防いでいます。
ハ．骨格筋の収縮・弛緩が静脈内の血液をポンプのように押し出します（筋肉ポンプ）。特に歩行時には、この作用により静脈還流量が増加します。
二．吸息時に胸腔内圧が低下することによって血液が胸腔内に吸引されます。
二．
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