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化学受容器反射
- 2021/08/30
<循環>
5.循環の調節
(3)循環の反射性調節
②動脈血中のO₂(酸素)分圧が減少したり、CO₂(二酸化炭素)分圧やH⁺(水素イオン)濃度が上昇しますと、頸動脈洞にあります頸動脈小体や大動脈弓にある大動脈小体の末梢性化学受容器が興奮して、その情報は舌咽神経と迷走神経を通って延髄に伝えられ、呼吸と循環を調節します。化学受容器からの情報は、呼吸中枢に作用して呼吸機能を高める一方、循環中枢にも伝えられ、交感神経活動を高めます。その結果、心拍数増加、心拍出量増大、血圧上昇が起こります。