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肺胞
- 2021/09/20
<呼吸>
1.呼吸器系の構造と機能
(2)肺胞
肺胞はガスを含む球状の小胞であり、このガスを肺胞気と言います。肺胞の内壁は1層の肺胞上皮細胞で被われ、基底膜を介して毛細血管内皮細胞と接します。
1つの肺胞を多数の毛細血管(肺胞毛細血管)が取り囲んでおり、これらの毛細血管中の血液と肺胞気との間でガス交換が行われます。肺胞は弾性線維に富みますが、平滑筋を持ちません。従って自ら伸展することはできず、呼吸運動に伴う胸腔内圧の変化によつて受動的に伸展度が変化します。
注:肺胞
肺胞の直径は0.1~0.2mmです。総数は両肺で約3億個と言われ、肺胞の総評面積は約70㎡にも達します。