- トップページ
- >
- 消化器系の構造と機能④
消化器系の構造と機能④
- 2021/10/25
<消化と吸収>
1.消化器系の構造と機能
消化管の壁は各部位によって差はありますが、基本的には、内側から粘膜、粘膜下層、筋層、漿膜の順に配列します。筋膜は内側の輪走筋、外側の縦走筋の2層の平滑筋層からなります。消化管の内側と外側の平滑筋層の間には、筋層間神経叢(アウエルバッハ神経叢)があり、粘膜下層と内側の平滑筋層の間には粘膜下神経叢(マイスネル神経叢)があります。これらを合わせて壁内神経叢と呼びます。これらの神経叢は自律神経に支配されて、様々な調節を受けますが、神経叢内で壁内神経自体が局所的な反射弓を作って働くため、自律神経を切断しても、消化管の基本的な運動は保たれます。