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糖質とは
- 2022/03/04
<栄養と代謝>
2.三大栄養素の働きと代謝
(1)糖質
①糖質とは
糖質は、炭素(C)、酸素(O)、水素(H)からなり、水素と酸素の割合が水と同じ2:1で含まれるので、炭水化物とも言われます。糖質は大きく次の3つに分類されます。
イ.単糖類
糖質の最小単位、グルコース(ブドウ糖)、ガラクトース、フルクトース(果糖)などがあります。
ロ.二糖類
単糖類が2個結合したもので、砂糖の主成分でありますショ糖(スクロース:グルコース+フルクトース)や乳汁に含まれる乳糖(ラクトース:グルコース+ガラクトース)などがあります。
ハ.多糖類
単糖類が多数結合したもので、デンプン(穀物や芋類の主成分)、グリコーゲン(肝臓や筋肉に含まれます)、セルロース(食物繊維の一部)は、いずれもグルコースが多数結合したものです。
食物中に含まれる糖質は主に多糖類のデンプンのほか、二糖類のショ糖や乳糖などです。これらは、消化により単糖類であるグルコース、ガラクトース、フルクトースにまで分解されてから吸収されます。
注:セルロース
人間は、セルロースを分解してエネルギー源として利用ことはできません。しかし、整腸作用や発がん物質などを吸着して排泄する作用があり、重要です。