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瞳孔異常
- 2022/03/05
<局所の診察>
3.目
(7)瞳孔異常
瞳孔は、形・大きさ・左右差を見ます。また、対光反射・輻輳反射を調べます。
瞳孔の大きさが左右異なる時は瞳孔不同症といい、しんけいばいどく、虹彩炎、交感神経麻痺などで見られます。
瞳孔の大きさが大きくなった状態を散瞳、小さい状態を縮瞳と言います。散瞳は暗所では誰でも起こりますが、病的には高度の視力障害、動眼神経麻痺、神経症、コカイン、アトロピンなどの薬物で起こります。縮瞳は生理的には明所で起こりますが、モルヒネ、ピロカルピンなどの薬物投与、脳神経梅毒などで起こります。