- トップページ
- >
- 聴力
聴力
- 2022/04/02
<局所の診察>
5.耳
(1)聴力
聴力は、正確には防音室で聴力計によって検査します。簡便法としましては、静かな室内で、時計の音を聴かせ、耳元からどのくらいの距離まで聴こえるかを調べます。
聴力障害には、外耳道閉塞・中耳炎などによる伝音性難聴と、内耳・聴神経・中枢神経系の障害による神経系難聴(感音性難聴)があります。聴力性障害がある時には、耳鳴りを伴いやすいです。伝音系の障害では、低調性で、鈍いうなるような音が聴こえることが多いです。神経性障害では、高調性で、鈴や笛の音のように聴こえることが多いとされます。