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舌の異常②
- 2022/04/13
<局所の診察>
6.口腔
(4)舌の異常
猩紅熱の患者では、舌は真っ赤となり、乳頭が腫脹して、イチゴ舌と呼ばれます。
舌炎、アフタ、白板症(白斑症)などを認めることもあります。
舌が異常に大きく、口外にはみ出してしまうことすらあります。このような巨大舌は、先端巨大症、甲状腺機能低下症、、アミロイドーシスなどで見られます。
舌を出させますと、細かく震える場合があります。精神的な緊張状態でも起こり売りますが、甲状腺機能亢進症、慢性アルコール中毒などで見られます。
片麻痺の患者では、舌を出させますと、麻痺側へ偏ります(舌の偏位)。