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甲状腺腫
- 2022/05/02
<局所の診察>
7.頸部
(2)甲状腺腫
視診により、前頸下部の腫脹、左右不同を観察します。腫張している場合、少し頭を反らせて、嚥下運動をさせますと、甲状腺腫では上下に動きます。ついで触診に移ります。患者の前面から、あるいは背後から、左右の手指を用いて甲状腺に触れます。健常者ではほとんど甲状腺を触知しませんが、触知する場合は、部位、大きさ、形、表面の性状、硬さ、可動性、結節の有無、圧痛などを調べます。
びまん性に甲状腺が腫脹するものには次のような病態があります。 この続きは、次回掲載します。