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体温の変動
- 2022/06/23
<体温>
1.体温の部位差と変動
(3)体温の変動
①体温は1日24時間内でわずかでありますが規則的な変動を示します。夜間から早朝にかけては低く、日中は高いです。その差は0.5~0.7℃です。夜間睡眠し、日中覚醒している限り、例え1日中ベッドで安静にしていてもこのような体温の変動が見られます。このような変動を体温の概日リズムと言います。
②身体活動によって体温が上昇します。
③女性では月経周期に対応して、体温が変動します。早朝覚醒直後に安静状態で測定した口腔温を基礎体温と言います。基礎体温は月経時から排卵前まで低温期が続き、排卵を境に高温期となり、次の月経で再び低温期に入ります。低温期と高温期の間には約0.5℃の差があります。これは体温上昇作用を持ちます黄体ホルモン(プロジェステロン)の作用によります。低温期から高温期に移る時期に排卵がありますので、基礎体温を毎日続けて測定することによって、排卵日を知ることができます。