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放熱の防止
- 2022/07/07
<体温>
2.体熱の産生と放散の仕組み
(1)熱産生(産熱)
⑥放熱の防止
寒い時には産熱の仕組みに加えて身体の熱を放散されにくくする仕組みも働きます。皮膚血管を支配する交感神経の活動が高まり、その結果、皮膚血管は収縮して皮膚血流が減少し、体熱の放散が抑えられます。また、人間では関与が少ないですが、立毛筋の収縮により立毛が起こって体表面の空気層の厚さを増し、放熱を防止します(人間では俗に鳥肌という状態になります)。放熱の防止は、産熱効果を高めることになります。