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外気温低下時
- 2022/08/02
<体温>
3.体温調節の仕組み
(1)体温の調節
②体温調節反応
ロ.外気温低下時
外気温がある程度以上低下しますと、以下の身体変化が起こり、体温の体温の低下が防がれます。
a.皮膚血管支配の交感神経の活動が高まることにより、皮膚血管が収縮して皮膚血流量が減少し、皮膚からの放熱を防ぎます。
b.甲状腺ホルモンや副腎髄質カテコールアミンの分泌が高まることにより、内臓や骨格筋の代謝が亢進して産熱が高まります。
c.体性運動神経の働きによって骨格筋の震えが起こり、骨格筋の代謝も高まって熱産生が増します。
さらに外気温が低下し、生理的調節の範囲の限界を越えますと低体温になります。核心温度が33~34℃になりますと意識が失われ、25~30℃では心筋に細動が起こり、死に至ります。