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腎臓の構造と働き
- 2022/08/24
<排泄>
1.腎臓の構造と働き
腎臓は腰部の腹膜の後ろにありますそら豆の形をした握り拳大の左右1対の器官です。腎臓の実質は外層の皮質と内層の髄質に分けられます。髄質は放射状に配列する数個の腎錐体からなります。腎臓には主に以下のような働きがあります。
(1)水分の排泄を調節し、体液量を一定に保つのに役立つ。
(2)電解質の排泄を調節し、体液量の浸透圧を一定に保つのに役立つ。
(3)H⁺の排泄を調節し、体液のpHを一定に保つのに役立つ。
(4)不要物質(尿素や尿酸など不揮発性の代謝産物)や体外から取り入れた薬物などを除去し、有用な物質(グルコース、アミノ酸など)を体内に保持します。
(5)ホルモン(エリスロポエチン、レニンなど)の産生・分泌。