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脊柱の異常
- 2022/08/27
<局所の診察>
13.背部
(1)脊柱の異常
脊柱の後方への弯曲を後弯、前方への弯曲を前弯、側方への弯曲を側弯と呼びます。生理的状態では、頸椎・腰椎は軽度に前弯があり、胸椎は軽度に後弯があります。
胸椎の高度の後弯や、頸椎・腰椎の後弯は、病的で脊椎カリエス・脊椎骨関節炎などで見られます。脊柱が局所的に鋭く突出しているような時は突背と呼び、脊椎カリエスが原因のことが多いです。強直性脊椎炎では、脊柱が竹の棒のように真っ直ぐになります。脊柱が左右に変位する側弯は、脊柱の変形として頻度か高いです。側弯は凸側をもって呼ばれ、全体が右側に凸の状態に弯曲していますと右全側弯と言います。