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神経系の診察①
- 2022/11/05
<神経系の診察>
全ての疾患の診察において医療面接(問診)が第一歩でありますが、神経系の診察では、医療面接(問診)が特に重要な意義を有します。神経系の疾患は、先天性異常、外傷、血管障害、炎症性疾患、腫瘍、変性疾患、アレルギー、内分泌及び代謝疾患、心因反応など種々の原因によって神経組織が障害されて発症します。それぞれの原因によって、発病の仕方、進行の仕方、症状の憎悪あるいは緩解などが左右されます。例えば、脳出血などによる神経系の障害は突発的に起こり、腫瘍性疾患などは徐々に、しかも進行性に障害が生じます。疾患によっては発病年齢にも特徴があります。このような意味から、神経系の疾患が疑われる場合は、十分な医療面接(問診)が重要となります。