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神経系の診察②
- 2022/11/07
<神経系の診察>
神経系は部位別にその機能が異なります。特定の神経組織が障害されますと、元来の機能が損なわれ、障害された部位に特有な症状・兆候が出現します。そこで、神経系の診察では、どの部位に病変が存在するかと言った局在診察が重要になります。この目的には、精神状態の観察、髄膜刺激症状の有無、脳神経系の検査、運動系の検査、言語及び関連機能の検査、感覚検査、反射検査、自律神経系の検査と言うように、系統立てた診察が行われます。医療面接(問診)、神経学的診察に加え、補助的検査として、眼底検査、髄液検査、頭蓋骨及び脊椎のX線単純撮影、脳波、筋電図などが行われます。さらに、CТ検査、MRI検査、脳波スキャン、脳血管撮影、ミエログラフィーなども必要に応じて検査されます。これらの診察、検査を総合的に解釈し、神経系疾患の局所診断と原因診断行われます。