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感覚検査を行う際の注意点
- 2022/11/15
<神経系の診察>
1.感覚検査法
(2)感覚検査を行う際の注意点
感覚障害は、患者の主観的な自覚症状です。このため、感覚検査でも患者の主観的な反応に頼ります。正しく評価するには、下記のような点に注意します。
①患者に検査の必要性、内容をよく説明し、患者の協力を得ます。
②患者に暗示を与えたり、誘導したりしないこと。
③患者の目を閉じさせて検査をする方が良いでしょう。この方が感覚はより鋭敏になりますし、目で見て判断することができなくなります。
④刺激に対しては、感じたら、どのような感じか、どの部位にあったかをすぐに答えさせます。患者の答えは正確に記録します。
⑤身体の左右対応する部位、または上肢と下肢など同側の異なる部位と比較しつつ、検査を進めます。