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副腎髄質ホルモン(分泌調節)
- 2023/02/08
<内分泌>
2.各内分泌腺の働き
(5)副腎
①副腎髄質ホルモン
ロ.分泌調節
副腎髄質ホルモン分泌は、交感神経によって調節されます。血糖低下時、激しい筋運動時、著しい寒冷あるいは温熱刺激時、情動刺激時、ストレス時などに交感神経の活動が亢進して分泌が急激に増加します。このように生体が緊急事態に直面しますと、副腎髄質からアドレナリンが分泌され、闘争、防衛などの行動に都合の良いような身体の状態(血圧上昇、高血糖など)が作られます。これを緊急反応と言います。ノルアドレナリンは、副腎髄質から分泌されるのみではなく、全身に分布します交感神経の終末から分泌されるので、血中にはノルアドレナリンがアドレナリンよりもはるかに多く存在します。安静状態では交感神経活動が低下してカテコールアミン分泌も低下します。