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副腎皮質機能亢進症
- 2023/03/14
<内分泌>
2.各内分泌腺の働き
(5)副腎
②副腎皮質ホルモン(コルチコステロイド)
ハ.副腎アンドロジェン
b.副腎皮質機能亢進症
副腎皮質の各ホルモンの分泌過剰により下記のような症候群が起こります。
ⅰ.クッシング症候群
糖質コルチコイドの過剰分泌によって起こります。満月の丸顔や中心性肥満(体幹のみの肥満)となり、体内のタンパク質の減少、高血糖、高血圧、精神障害を伴います。
ⅱ.コン症候群
電解質コルチコイドのの過剰分泌によって起こります。Na⁺貯留、K⁺低下が起こり、多尿、多飲、高血圧、虚弱などの症状を示します。
ⅲ.副腎性器症候群
副腎アンドロジェンの分泌過剰によって起こります。女性では体型の男性化が起こります。思春期前の男性におきましては、精巣が未熟であるのに、第二次性徴のみが早熟します。