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筋トーヌスの異常
- 2023/05/16
<運動機能検査>
2.筋肉の異常
(4)筋トーヌスの異常
筋肉を十分に弛緩させた状態でも、筋肉は不随意に緊張した状態にあります。この筋肉の緊張をトーヌスと呼びます。筋肉の緊張度を客観的に評価するのは難しいですが、各関節を他動的に動かし、その時受ける抵抗から筋トーヌスを判定します。例えば、患者に力を抜かせ、治療者の前腕を持って他動的に回内、回外させて、その抵抗を見ます。あるいは治療者の母指の指腹で一定の深さに指が押し込まれるまでにどのくらいの力が必要かと言うことによって、筋肉の硬さ、軟らかさを判断します。これを数値で表すことができる筋緊張測定器もあります。筋トーヌスの異常には、亢進と低下があります。