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痙直・固縮①
- 2023/05/18
<運動機能検査>
2.筋肉の異常
(4)筋トーヌスの異常
①痙直・固縮
筋トーヌスの亢進は、痙直と固縮とに分かれます。痙直は、他動的連動に対し、最初は抵抗が強くて連動が起きにくいですが、あるところまで動かしますと急に抵抗が抜ける状態です。例えば、前腕を屈曲させようとしますと、最初は硬いですが、あるところから急に抵抗がなくなります。あたかも、折りたたみナイフを閉じるようなので、「折りたたみナイフ現象」と呼ばれます。痙直は、屈筋か伸展の一方のみが障害されるもので、錐体路障害によって出現します。他の錐体路徴候も認められます。
この続きは、次回掲載します。