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受精・着床・妊娠③
- 2023/05/25
<生殖成長と老化>
1.生殖
(3)妊娠
①受精・着床・妊娠
妊娠によって黄体は妊娠黄体に移行し、プロジェステロン(黄体ホルモン)が分泌され続けます。プロジェステロン(黄体ホルモン)の血中濃度が高い間、下垂体前葉からLH(黄体形成ホルモン)分泌は抑えられ、次の排卵は起こらず、月経は停止します。妊娠黄体は、妊娠中ずっと活性を持ちますが、妊娠6週後には胎盤が十分な量のプロジェステロン(黄体ホルモン)を産生するようになり、黄体の機能は低下してきます。
注1:胎盤から分泌されるホルモン
胎盤からは人絨毛性ゴナドトロピン(HCG)、プロジェステロン(黄体ホルモン)、エストロジェン(卵胞ホルモン)などが分泌されて妊娠の維持に関与します。
注2:妊娠反応
妊娠母体の尿中のHCGは受精後2週間頃から検出されるので、妊娠反応として利用されます。