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トーマステスト
- 2023/09/09
<運動機能検査>
9.徒手による整形外科学的検査法
(4)股関節の検査
①トーマステスト
股関節の屈曲拘縮があっても、仰臥位では腰椎前弯が増強されるため、認めにくいです。この時、患者の腰椎後面(腰の下)に治療者の手を入れますと、床との間に手が挿入できます。そこで、患者に一側の膝を胸につけるように両手で抱かせますと、治療者の腰の下に挿入した手に圧力が加わり、腰椎前弯が除かれるのが判ります。この肢位をトーマス肢位と言い、この肢位で股関節屈曲拘縮のある側の大腿がベッドから離れたら陽性とします。両側の股関節を交互に検査します。