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長期増強と長期抑制
- 2023/11/18
<神経>
4.興奮の伝達
(2)中枢神経系のシナプス伝達
⑦シナプス伝達の可塑性
ロ.長期増強と長期抑制
大脳皮質や海馬のシナプスでは、シナプス前ニューロンの反復刺激により、シナプス後ニューロンへのシナプス伝達機能の増強が数時間から数日にわたって持続する場合があり、これを長期増強(LTP)と言います。長期増強とは逆に、シナプス伝達機能が反復刺激後に長期にわたって抑制される現象を長期抑制と言います。つまり、シナプスは頻繁に使用されますと伝達機能が変化する性質があります。この性質をシナプス伝達の可塑性と言います。シナプスの可塑性は学習、記憶、運動などの機能に重要な役割を果たすと考えられます。