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総蛋白、アルブミン、蛋白分画、A/G比①
- 2023/12/29
<臨床検査法>
2.血液生化学検査
(1)血液生化学検査の概要
①総蛋白、アルブミン、蛋白分画、A/G比
健常成人は1日に約15~20gの血漿蛋白を破壊し、合成して均衡を保っています。蛋白のうち、アルブミン、α―グロブリン、β-グロブリン、フィブリノーゲン、プロトロンビンは肝細胞で生成されます。栄養障害や肝疾患が疑われる場合に検査します。血清総蛋白量は、基準値65~80g/dlで、電気泳動法による蛋白分画では、アルブミンは総蛋白の55±5%(3.8~4.8g/dl)、α₁-グロブリン2~5.2%、α₂-グロブリン6~10%、β-グロブリン9~12%、γ-グロブリン15~20%です。アルブミン対グロブリン比をA/G比として、簡便にアルブミンの比率が示されます。
この続きは、次回掲載します。