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ブラウン・セカール症候群
- 2024/02/04
<神経>
6.中枢神経系
(3)脊髄の機能
④脊髄内の伝導路
ハ.ブラウン・セカール症候群
随意運動、血管運動及び深部感覚の伝導路は脊髄内で交叉しておらず、感覚、温度覚に関するものは交叉しています。また、触覚の伝導路には交叉性のものと非交叉性のものがあります。脊髄の半側だけが切断された時に、切断した高さより下位の脊髄支配領域に見られる症状をブラウン・セカール症候群と言います。切断した側に起こる症状は、①随意運動麻痺、②深部感覚(位置及び運動の感覚)消失、③触圧覚低下です。切断反対側では、①痛覚、温度覚の消失、②触圧覚の低下が起こります。