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心電図検査
- 2024/02/08
<臨床検査法>
3.生理学的検査及び画像診断の概要
(1)心電図検査
心電図は、心拍数に伴って発生します電位差を曲線として記録するものです。心筋の収縮に先行する電気的刺激は、洞結節から刺激伝導系を伝わり、心筋線維を興奮させます。刺激の生成と伝導は体内に弱い電流を発生し、これが全身に広がります。体表面の各部位に導子を置き、この導子を心電計に繫いで増幅して心電図として記録させます。心電図検査は、多くの循環器疾患の診断に有意義ですが、必ずしも心電図に異常がないからと言って、心疾患を否定することはできない点に注意すべきです。