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交感神経系と副交感神経系①
- 2024/05/29
<内臓の自律神経性調節>
1.自律神経系の特徴
(1)自律神経系の概要
①交感神経系と副交感神経系
自律神経系の遠心路は、胸髄と腰髄から出る交感神経系と、脳幹と仙髄出る副交感神経系の2つの系により構成されます。大まかな特徴としましては、交感神経系は活動に適した状態、副交感神経系は活動に備えた状態を整える状態と言えます。例えば、活動時には交感神経活動が高まり、その結果、血圧が上昇し、心機能が高まり、消化管の機能はむしろ抑制されます。副交感神経活動が高まりますと消化管の働きが活発となり、食物の消化吸収が亢進し、体内にエネルギーや栄養が蓄えられ、心臓などの働きはむしろ抑制されます。
この続きは、次回掲載します。