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神経のトーヌス
- 2024/06/24
<内臓の自律神経性調節>
1.自律神経系の特徴
(4)自律神経調節の特徴
③神経のトーヌス(自発性活動)
自律神経遠心性線維は、一般に安静な状態においても常時自発性に活動しています。この活動を、自律神経遠心性線維の自発性活動あるいはトーヌスと言います。安静時のトーヌスの頻度は、1秒間に1~3回程度とかなり低いです。トーヌスは自律神経中枢の支配を受けて増えたり減ったりし、それによって効果器の機能が調節されます。例えば、多くの血管は通常交感神経である血管収縮神経のトーヌス下で軽度の収縮状態にありますが、交感神経の活動が高まりますと血管はさらに収縮してその部分の血流は減少します。一方、交感神経の活動が低くなりますと、その部分の血管は拡張して血流は増加します。