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内臓求心性神経の働き
- 2024/06/26
<内臓の自律神経性調節>
1.自律神経系の特徴
(5)内臓求心性神経の働き
内臓の受容器は血管壁と胸腔・腹腔・骨盤腔の器官内にあり、動脈圧や、胃腸、膀胱の充満度などの物理的情報や、内容物の酸性度や電解質濃度などの化学的情報を伝えます。このような内臓からの求心性情報の大部分は感覚として意識にのぼらないですが、種々の器官に反射性反応を引き起こして自律神経を調節します。一方、飢餓・渇き・悪心・便意・尿意などの臓器感覚や内臓感覚は感覚として知覚、認識され、同時に自律神経と運動機能の反射を誘発する場合もあります。内臓の異常によって内臓求心性神経を介して関連痛が起こる場合もあります。