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α受容体とβ受容体のサブタイプ
- 2024/07/18
<内臓の自律神経性調節>
2.自律神経系の神経伝達物質と受容体
(2)受容体
①アドレナリン受容体
イ.α受容体とβ受容体のサブタイプ
α受容体は、α₁受容体とα₂受容体とに分解されます。α₁受容体は血管平滑筋や胃腸・膀胱の括約筋に分布し、これらの筋の収縮に関与します。一方、α₂受容体は主としてアドレナリン作動性神経のシナプス前終末に存在し、神経伝達物質の放出に抑制的に働きます。β受容体も、β₁受容体とβ₂受容体などに分類されます。β₁受容体は主として心臓に分布し、心拍数・心収縮力の増大に関与します。β₂受容体は血管や気管支、胃腸などの平滑筋に分布し、これらの筋の弛緩に関与します。