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摂食及び血糖調節中枢
- 2024/08/09
<内臓の自律神経性調節>
3.自律神経系の中枢
(3)視床下部
②摂食及び血糖調節中枢
視床下部腹内側核と視床下部外側野は、それぞれ満腹中枢、摂食中枢と呼ばれており、摂食行動の調節中枢として知られています。血糖調節にも重要な役割を果たしています。腹内側核の活動が亢進しますと満腹感を生じ、この核が抑制されますと過食になります。外側野の活動が亢進しますと食事を摂りたくなくなり、この領域が抑制されますと食欲がでません。腹内側核と外側野のニューロンは血糖の変化を感受したり、末梢のグルコースの受容器からの情報を受け取って、血糖値を維持するための調節を行います。