- トップページ
- >
- 本能及び情動行動に伴う自律機能調節
本能及び情動行動に伴う自律機能調節
- 2024/08/17
<内臓の自律神経性調節>
3.自律神経系の中枢
(3)視床下部
➅本能及び情動行動に伴う自律機能調節
本能行動及び情動行動の際には、運動機能に加えて自律神経とホルモンによって調節されます自律機能も変化します。例えば、緊急事態に際し、逃避や闘争などの行動と直結して起こります全身的な反応を防衛反応といいます。防衛反応時には瞳孔散大、立毛、呼吸の亢進、血圧上昇、腸運動の低下、腸血流の減少、骨各筋血流の増加などの骨格筋運動に適した一連の自律機能の反応が起こります。これらの自律機能の反応は視床下部で統合され、さらに視床下部統合中枢は高次中枢であります大脳辺縁系の支配を受けます。