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体性-内臓(自律神経)反射②
- 2024/08/29
<内臓の自律神経性調節>
4.自律神経反射
(2)体性-内臓(自律神経)反射
体性-内臓反射は、例えば寒冷刺激によって皮膚血管支配の交感神経活動が亢進して皮膚血管が収縮し、体熱の放散を防ぐ体温調節反射など、各種の生理機能の自律性調節において重要な役割を果たしています。また、皮膚に侵害性刺激が加わりますと自律神経系を介して反射性に心拍数や血圧が上昇します。この結果、二次的に骨格筋血流が増大します。このような自律機能の変化によって、より多くの酸素やエネルギーが血流によって筋肉に運ばれることになり、有害な刺激から逃げたり、防衛したりする際に必要なエネルギーを供給するのに役立つと考えられます。