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膀胱に起こる反射①
- 2024/09/16
<内臓の自律神経性調節>
4.自律神経反射
(2)体性-内蔵(自律神経)反射
③各器官における体性―内臓反射
ロ..膀胱に起こる反射
麻酔ネコで、膀胱容量が少なく内圧が低く膀胱壁が弛緩している際に、会陰部の皮膚に侵害性刺激を加えますと、膀胱支配の骨盤神経(副交感神経)の遠心性活動が反射性に亢進し、膀胱は収縮します(体性-膀胱促進反射)。この反射には会陰部刺激のみが有効なので、強力な脊髄分節機構があると言えます。また、急性脊髄ネコでも同様な反応が認められることから、体性-膀胱促進反射は主として脊髄反射です。
この続きは、次回掲載します。