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等張性収縮と等尺性収縮
- 2024/11/16
<筋>
2.筋の収縮の仕組み
(2)等張性収縮と等尺性収縮
何も持たずに肘を屈曲させるような運動では、肘関節の屈筋は収縮して短くなりますが、筋肉にかかる張力はほぼ一定です。このような収縮を等張性収縮と言います。これに対して、肘を動かさない状態で、重い物を支える場合は筋の収縮によって力は生じますが、筋の長さは変化しません。この様式の収縮を等尺性収縮と言います。生体内の全ての筋運動は両者の組み合わせと考えてよいですが、そのいずれかがより有効に働いている場合もあります。例えば、歩行運動は主に等張性収縮であり、姿勢保持は主に等尺性収縮によります。